2023.02.17

「Kotozna In-room」データで見る2023年の”春節効果”、台湾や香港からのインバウンド回復の兆し

Kotozna株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 後藤玄利)は、当社が提供する宿泊施設向け多言語コミュニケーションツール「Kotozna In-room」利用データより、国内宿泊施設での外国語利用状況を調査しました。その結果、2023年1月国内宿泊施設での言語別の外国語リクエスト数は、中国語(繁体)が1位になったことが分かりました。中国では1月22日の春節の前後1週間程度が大型連休となり、ゼロコロナ政策の終了後のインバウンド効果が注目されていましたが、大きな伸びを見せているのが「繁体」であることから、中国本土ではなく台湾や香港といった地域からの来訪者が多かった可能性が示唆される結果となりました。

・1月の国内宿泊施設での言語別の外国語リクエスト数は、中国語(繁体)が1位に

当社が提供する宿泊施設向け多言語コミュニケーションツール「Kotozna In-room」は、宿泊客が施設案内や周辺観光情報などを自分の言語で確認することや、施設内のどこからでもスタッフと母国語同士でチャットができるサービスです。2020年10月より販売開始し、109言語に対応しています。

今回、2023年1月の国内宿泊施設での「Kotozna In-room」利用者の外国語利用状況を言語別、期間別で集計しました。

その結果、Kotozna In-room上のページが閲覧された数を示す外国語メニューリクエスト数は、英語をおさえて中国語(繁体)が1位になりました。

また、期間別の集計データでは、春節の週にかけて中国語(繁体)が大きく増加していることがわかります。

ただし、大きな伸びを見せているのが「繁体」であることから、中国本土ではなく台湾や香港といった地域からの来訪者が多かった可能性が示唆されます。これは、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出を求めるなどの中国本土に対して講じた水際対策の強化が影響していると考えられます。

中国のゼロコロナ政策終了後のインバウンドの本格的な回復は限定的となりましたが、コロナの5類引き下げや、公共交通機関でのマスク着用義務の終了など、アフターコロナに向けた措置が今後講じられると予想されます。こうした中で、宿泊施設での多言語・非接触対応の両立が一層求められます。

引き続き、「Kotozna In-room」は宿泊施設での安心・安全なコミュニケーションを実現してまいります。

・導入施設の声

導入施設の声については公式製品ページをご確認ください。

Kotozna In-room お客様の声

・「Kotozna In-room」について

「Kotozna In-room」は、多言語同時翻訳チャットツール「Kotozna Chat」(109言語対応/2022年5月末時点)をベースに新たに開発された、宿泊施設向けコミュニケーションツールです。宿泊客はアプリをダウンロードする必要なく、スマートフォンでQRコード(注1)を読み込むだけで、施設案内や周辺観光情報などが自分の言語で表示され、施設内のどこからでもスタッフと母国語同士でチャットができます。よくある質問にはチャットボットが自動返答することもでき、スタッフは必要な対応に専念できます。ゲストサービス、施設内で利用できるクーポンなど10テーマ・60項目のメニューが提供可能な上、施設のニーズに合わせ、対応項目をカスタマイズできます。

本サービスの導入により、宿泊施設スタッフとゲスト間のバーチャルでのコミュニケーションを強化することで、「非対面」「非接触」「ソーシャルディスタンス」「3密回避」、並びに「多言語対応」「業務効率化」「売り上げ拡大」を同時に実現します。

注1)QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です

■ 製品サイト

Kotozna In-room お客様の声

ニュース一覧へ